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◆ ◆ ◆ 無我夢中(その1)◆ ◆ ◆

2010/08/17 (Tue) 13:16

なんとかかんとか心身の疲労感も取れ、どうにかこうにか喉も正常な状態に回復してきて、なんだかんだで「よさこいウィーク」が終わった。
みんなで少しずつ丹念に練り上げ積み上げ作っていく過程も知らず、ほぼ完成した砂山の頂に上空から乗っかり、ただルール無用にはしゃぎまくったような感のある昨年の初参加のことを思うと今でも顔から火の出る思いになる。
そんなこんなで、とにかく今年はチームの立ち上げ時から関わり、可能な限り練習にも参加しようと強く堅く決意して臨んだ。
ところが、昨年までリーダー的存在で万々歳チームを引っ張ってくれていたS君が抜けた今年、いきなり地方(じかた)車のリーダーとして踊り子全体をまとめ盛り上げるという大役を受けることになった。
それはただでさえ大変な役で、剰え(あまつさえ)踊り子の動きや表情が見えない僕にとっては相当に困難なことだった。
そんな中、とにかく僕にできることは、何が何でも練習に出ていくこと、そしてインストラクターの声と踊り子の動きに全力で神経を集中させ、そしてただただ声を出すことだと自身に強くそう言い聞かせながら、体調を崩した日も、県外のコンサートから帰った夜も無我夢中で練習に顔を出した。
そうすることが、自分的にも仲間に対しても昨年の諸々を精算できる唯一の手段だと思ったから。
とはいえ一般客の出入りも有る広い駐車場で、百数十人の動きや表情を聴覚だけで把握することだけでも想像を絶するほど大変で、さらには何とか周囲の人たちに余計な気遣いをさせずに立っていられるようにと意味も無く笑ったり身体を動かしたりと、正直練習時間は辛いものだった。
しかも練習が進むにつれ「今年の踊り子は元気が無い」とか「去年はもっとまとまってたのに」とか「今年は衣装も今一だね」等々、昨年と比べて著しく低評価な声があちこちから聞こえてきたり、
また終盤になってスタッフ内の微妙ないざこざやすれ違いに直面したりと、チームの一員としても堀内佳という一人の人間としても、大きな無力感にさいなまれた時期もあった。
それでもそんな「無我夢中」な時間の激流は思いの外早く駆け抜け、あれよあれよと言う間によさこい本番の日がやって来た。

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