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◆ ◆ ◆ 共食いなんて言わないで◆ ◆ ◆ 2010/12/01 (Wed) 9:40 今日から12月。お陰様で堀内佳は、一歩一歩をちゃんと踏みしめながら元気に歩いています。 前日記に書いた広島での二日間も、多くの方々の熱い拍手と涙と笑顔に包まれて、本当に記憶に残るような素晴らしいツアーになりました。 そして翌土曜日には高知県四万十市西土佐に入りリハーサル。 その夜は古民家を利用した民宿で一泊し、翌日曜日は西土佐ふれあいホールでのコンサートでした。 西土佐は亡母が体操の指導者として長くお世話になっていた所で、母との関わりを話してくださる方が沢山声をかけてくださいました。 実は今回どうしても西土佐に行きたい理由がありました。 西土佐に住む一人の男子高校生を取り上げた短いローカルニュースがテレビで放映されたのは、8月の終わりだっただろうか。 彼の名は横山大河(よこやま たいが)君。 彼は地元の高校に通いながら、両親が経営する牧場を手伝っていた。 「手伝う」といっても、毎朝欠かさず熱心に牛の世話を済ませてから登校するというほど、彼の牛への思いは深い。 そんな彼が育てた牛が、なんと品評会でグランプリを獲得した。 彼は益々良い牛を育てようと意欲的に酪農に関わった。 ところがそんな矢先、彼の尊敬する父親が今年7月に不慮の事故で永眠した。 18歳の少年にとって、それがどれほど辛いことだったか。 「父に教えてもらったことを大切にしながら、もっともっと皆さんに喜んでもらえるような牛を育てたいです。」 相次いで両親を亡くした僕は、テレビから聞こえてくる彼の気丈なコメントに涙を禁じ得なかった。 「大河君に会いにいこう!!」 秋に西土佐でのライブの予定があることを知ってから、ずっとそう思っていた。 横山精肉店に電話をしたのは同地へ出発する朝。 こちらが名乗ると電話に出た店の男性は知ってくれていたらしく、「大河に言っておきます」と言ってくれた。 そしてリハーサルを終えて店に行くと、牧場に居た大河君を電話で呼んでくれて初めての対面を果たした。 彼は物静かな中に強さと優しさを秘めた想像通りの素朴な青年だった。 涙が出そうになるのを必死にこらえながら、テレビを観た時の思いなど暫し話をさせてもらった。 そして翌日。 コンサートを終えて再び店に寄り、予約してあったロースとフィレを買って同地を後にした。 「大河が育てた牛の肉は甘みがあるっていうかほんとに美味いんですよ!!」 お店の方が言われるように、ロースもフィレも正に絶品だった。 赤毛牛より遥かに柔らかいにもかかわらず、松阪牛ほど脂が多くなく、癖のない甘い味わいは今まで食べたことがないほどで、グランプリに輝くのも納得だった。 もちろん、大河君の牛への愛情やこだわりを知っているというアドバンテージは否めないが、とにかく一度味わってみてもらいたい。 横山精肉食品センター Tel: 0880-52-1229 この記事も是非読んでみてください。 http://allabout.co.jp/gm/gc/312821/3/" TARGET="_blank">四万十川の幸をめぐるスローフードの旅 - [ご当地グルメ・名所の旅] All About さて、今日はレギュラー番組(10本)の収録。 明日木曜日は徳島県箸蔵小学校。 金曜日は香川県満濃中学校でのコンサートを終えて鳥取県へ移動。 土曜日は鳥取県大山町でのコンサート。 そして来週は愛媛や岡山でのコンサートの後、地元高知でも数件のステージが予定されてる。 お近くで噂を聞いたら是非会いに来てくださいね♪ -- 一言感想(200文字以内) -- |