☆今日のつぶやき☆♪過去の日記もじっくり読んでね♪
[all]の右側の ▼ をクリックして読みたい月を選び[view]をクリックしてください。
◆ ◆ ◆ 「苦しみは真実への案内役」◆ ◆ ◆
2016/06/04 (Sat) 21:19
画像は 週3回のペースで2ヶ月間行った 筋トレワークアウトの ビフォー・アフター。 大変お見苦しい画像を公開したかもしれない。 しかし私自身は全く恥ずかしくなどない。 なぜなら「ビフォー」の私は 今現在世界中何処を探しても存在しない 言わば「架空の人物」なのだから。
画像内の数字は音声化されないので ビフォー・アフターの数値を一応表記すると 体重:82.7kg→73.2kg ウエスト:98cm→84cm
そしてこれらの数値よりも大きな収穫は 今回のプログラムが 人生について再び深く考えるきっかけになったこと。
先日私のボイストレーナーのI氏が NHK Eテレの 「100分 de 名著」という番組で ヴィクトール・エミール・フランクルの有名な著書 「夜と霧」について 紹介していたという話をしてくれた。
周知のようにフランクルは ウィーンの精神科医で心理学者。 ユダヤ人で有ったことで ナチスドイツにより 家族と共に収容所に送られ 両親、妻、兄は皆収容所で亡くなったが 彼は4年間を生き抜き 奇跡的に生還した。
番組のゲスト講師である 諸富祥彦氏 (明治大学文学部教授)によると 「フランクルは 今の時代には ストレス、プレッシャー、緊張感が足りないと言っている。 すると、ちょっとしたストレスで折れてしまう。」 ということらしい。
少し言い方を変えれば 「楽」や「便利」を享受すればするほど 不満やストレスにたいする感受性は高まり 例えば 昔は数日掛けて手紙が届くだけで幸せだったのが 今はラインの返信が少し遅れるだけで 大きなストレスを感じたりする。
「今の時代はストレスが足りない」 「苦しみは真実への案内役」……
毎日死と向き合い 凄惨を極めたであろう収容所で 4年もの日々を過ごしたフランクルの言葉は とても重く心に突き刺さった。
そしてこの2ヶ月間 曲がりなりにも自身の肉体を 毎回「限界」まで追い込もうと 必死にチャレンジしてきたことにより 日々心身が健全化していくのを はっきりと感じる中で 私もまた 「楽」や「便利」を追求する余り 過度に心身へのストレスを避けてきたこと そしてそれこそが心身を弱体化させ がんや生活習慣病へと誘っていたことを 深い感覚で実感した。
それが証拠に ワークアウトを続けた2ヶ月間で 生化学検査値では 中性脂肪値が200mg/dl→60mg/dl 尿酸値が9.0mg/dl→5.8mg/dl 更には 最高血圧は150mmHg→110mmHg等々 主治医も驚くほど顕著な好転を表した。
…と、ここまで書いて改めて思うのは 私がそんな風に考えられるようになったのも 2度に渡る開頭手術や 悪性リンパ腫を経験したこと そして2年続けての両親との死別 もっと言えば 先天性の全盲という人生を歩いてきたこと それらが大きな要因の一つなのかもしれない。
「苦しみは真実への案内役」 そう考えれば 少々の苦しみは 喜んで受け入れられる気がするし むしろ時には あえて心身を限界まで追い込むことも 人生を生きる「トレーニング」として 大切なのかもしれない
以上、 私もたまには 真面目に考えてみたりもするのでありました。 長文駄文を読んでくださり ありがとうございました。
-- 一言感想(200文字以内) --
|
<<1つ前の日記へ
堀内佳トップへ
1つ後の日記へ>>